リストビューの「選択列」がチェックされているかいないかによって、「繰り返し」コマンド内の処理内容に違いがあります。詳細は以下を参照してください。サンプルプロジェクトの動きを確認すると、より理解を深めることができます。
リストビューに選択列が設定していない場合
「繰り返し」コマンドでリストビューの行数分繰り返すように設定し、そのリストビューの値を取得して他のセルやリストビューに値を設定する場合、値が取得される行は繰り返し回数に応じて移動します。
ただし、繰り返し回数に応じて値が取得される行が移行するのみで、リストビューのカレントレコード(選択行)は移動しません。
リストビューのカレントレコード(選択行)が移動しないことにより、たとえば同じリストビュー内で値を隣のフィールドにコピーしたい場合、値を設定するリストビューの列(セル参照)に行テンプレートセルを指定してもコマンド実行時点のカレントレコードに対して更新を繰り返すことになり、意図した動作になりません。
このような場合は、以下のように「繰り返し」コマンド内に「レコードの移動」コマンドを設定して対象となるカレントレコード(選択行)を移動することで、意図した行に値をコピーすることができます。
リストビューに選択列が設定してある場合
「繰り返し」コマンドの「繰り返し対象」を「選択列」に設定します。
繰り返し内で「リストビューデータの更新」の更新対象レコード「選択行」に指定すると、繰り返しの行移動はチェックされている行を移動します。ただし、リストビューに隣のセルの値をコピーしようとしても、最後の選択行の値がコピーされてしまう現象が発生します。
これを防ぐには、更新対象レコード「条件に合致する行」にして 「=G5」「=(等しい)」「=G5」※G5はリストビューの一意の値(例:IDの列)を指定する必要があります。
下記のサンプルプロジェクト(6.0.5.0にて動作)で、上記の2つのケースの実際の動作を確認できます。
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