ログインユーザーに応じてセルの表示/非表示を切り替えるには、セルのアクセス制御を設定する方法と、ページロード時のコマンドにおいてセルプロパティの設定コマンドを使用する方法があります。
1. セルのアクセス制御を設定する方法
セルにアクセス制御を設定することで、セルの表示/非表示を切り替えることができます。この方法は、マスターページ上のセルでも通常ぺージ上のセルでも設定が可能です。
セルのアクセス制御はログインユーザーのロールを指定して制御します。表示を切り替えるセルのセル型は、セルのアクセス制御を設定できるセル型である必要があります。
メニュー型セルにおいても、ログインユーザーのロールを指定して各メニューごとに表示権限を設定することができます。
添付のサンプルでは、システム管理者であるユーザーでログインした場合に、マスターページに「システム管理者用」と表示し、メニューはメニュー1からメニュー3まで表示します。その他のユーザーでログインした場合は、「システム管理者用」は表示せず、メニューはメニュー2からメニュー3までを表示します。ログインユーザー情報は、サンプルのログイン画面に記載しています。
※アプリケーション再発行時の注意
セルのアクセス制御の設定を変更または新規に設定した後、アプリケーションを再発行する場合は、アプリケーションの再発行時に[ページ表示権限とセルのアクセス制御の設定を上書きする]チェックオプションをチェックする必要があります。このチェックオプションをチェックせずにアプリケーションを再発行した場合、変更、および新規にに追加したセルのアクセス制御の設定は、発行先のアプリケーションに反映されません。詳細はアプリケーションの発行を参照してください。
また、アプリケーションを再発行せずに運用中のアプリケーションにおけるセルのアクセス制御を変更することもできます。詳細は、セルのアクセス制御(サーバー管理ポータル)を参照してください。
2. ページロード時のコマンドにおいてセルプロパティの設定コマンドを使用する方法
ページロード時のコマンドにおいて条件分岐コマンドを使用してログインユーザーを判定し、セルプロパティの設定コマンドを使用してハイパーリンク型セルを非表示から表示へと変更します。
なお、ハイパーリンク型セルは既定の状態で非表示に設定しておきます。
マスターページにはページロード時のコマンドを設定することができないため、上記の処理はマスターページのプレースホルダーに表示される通常ページのページロード時のコマンドを使用して設定する必要があります。しかし、セルプロパティの設定コマンドで非表示から表示に切り替える対象のハイパーリンク型セルを指定する部分において、Excelのように「=マスターページ名!B1」といった記述を使用してセルを参照することはForguncyではサポートされていません。そのため、マスターページ上の対象セルに名前を付ける方法を使用して、通常のページからマスターページ上のセルを参照します。
セルに名前を付ける方法につきましては、以下のヘルプのページを参照してください。
たとえば、マスターページ上の対象セルに「hogehoge」という名前を付けた場合、セルプロパティの設定コマンドの[対象セル]テキストボックスでは、「=hogehoge」と指定することで、マスターページ上のセルを参照することが可能です。なお、マスターページ上のセルが参照できるのは、参照元のページがそのマスターページのプレースホルダーに表示されている状態に限ります。指定先のセルが存在するマスターページが表示されていない場合には参照できません。
検索キーワード: fgcinfo fgcdevelopment