内部データベースの複数のテーブルのうち特定テーブルのみを開発環境のテーブルに置き換えるには、発行時に「サーバー上にあるデータベースを変更する」の以下の2つのうち(2)を選択します。
(1)すべて上書き
(2)構造変化の反映
(1)の「すべて上書き」の場合、サーバー上の内部データベース(テーブル構造とテータ)が開発環境の内部データーベースにすべて置き換わります(サーバー上で蓄積されていたデータは、すべてなくなります)。
(2)の「構造変化の反映」の場合、基本的にサーバー上で蓄積されていたデータを保持させたままテーブル構造の変更のみを反映させたい場合に指定しますが、「テーブル構造のマッピング設定」画面には「(新規作成し、データも移行)」というオプションがあります。
このオプションを利用して開発環境のデータを反映させたいテーブルに対して「(新規作成し、データも移行)」を選択すると、サーバー側に存在する同名のテーブルを再作成して開発環境上のデータを反映させることができ、特定テーブルのみを更新できます。
なお、何らかの問題が生じた時に備えて、発行する前に「アプリケーション発行時の自動バックアップ」の設定を行ってください。
設定手順は以下のとおりです。
- 事前に「全般設定(サーバー管理ポータル)」の「アプリケーション発行時の自動バックアップ」の設定を行います。
- 発行前にアプリをメンテナンスモードに設定します。
- 「サーバーへ発行」画面の「サーバ上にあるデータベースを変更する」と「構造変更の反映」にチェックをします。
警告画面が表示されるので、「はい」を選択します。 - 「テーブル構造のマッピング設定」画面が表示されます。「すべての項目」タブを開きます。
「サーバー側データベース」項目には同じ名前のテーブルとフィールドが自動的に対になるように表示されているので、対象テーブルのプルダウンより「(新規作成し、データも移行)」を選択します。 - 「OK」ボタンを選択します。
- サーバー側のテーブルが削除されることを通知する画面が表示されるので、「OK」ボタンを選択します。
- この状態で再発行することで、「(新規作成し、データも移行)」を指定したテーブルのみ(テーブル構造とデータ)を更新できます。アプリを再発行する際に「発行後にメンテナンスモードを解除する」にチェックを付けていなかった場合は、手動でメンテナンスモードを解除します。