Forguncy Serverはインストール型ソフトウェアのため、仮想マシンにインストールして利用できます。配置の際は、以下の点に注意してください。
Linuxの仮想マシンにインストールする場合、インターネットが接続されていること
Windows版のForguncy Serverの場合、インストーラーに.NETのラインタイムが含まれていますが、Linux版には含まれていません。Linuxの場合は、ディストリビューションの種類により必要となるパッケージが異なるため、Forguncy Serverをインストールするには、インターネットが接続されている必要があります。
以下のポートが開いていること
- 22345番ポート
このポート番号は、Forguncy BuilderからForguncy Serverへアプリケーションを発行する際に使用します。 - 80番ポート(HTTPの既定のポート番号になります)、443番ポート(HTTPSを使用するアプリケーションの場合の既定ポート番号になります。)
このポート番号は、既定の設定で発行したForguncyアプリケーションにアクセスする際のポート番号です。既定のポート番号以外に発行して利用する場合は、利用するポートを開ける必要があります。
Windows版のForguncy Serverの場合、アプリケーションが発行される、もしくはForguncy Serverサービスが再起動されると、Forguncy Serverによってファイアウォールの設定が自動的に変更されてポート番号が使用できるようになります。
Linux版のForguncy Serverの場合、アプリケーションが発行されると、Forguncy Serverによってファイアウォールの設定が自動的に変更されてポート番号が使用できるようになります。しかしながら、自動的に開放されるポートの設定は一時的なもので、サーバーの再起動の際に無効となります。恒久的なポート開放が必要ならば、必要なポート番号に対してファイアウォールをポート開放を再設定してください。
なお、以下のファイルを削除することにより、アプリケーション発行時のファイアウォールの自動設定を無効化できます。
/opt/ForguncyServer/WebSite/bin/Forguncy.FireWall.json
仮想マシンにインストールしたWindowsが必要システムを満たしていること
Forguncyが動作確認を行っているWindowsは日本語版のWindowsです。しかし、以下のクラウドサービスの仮想マシンでは、日本語版のWindowsを選択することができません。
- Google Compute Engine
- Microsoft Azure Virtual Machines
そのため、上記の2つの仮想マシンについては、次の手順に従って完全な日本語環境化を行ってください。
Azure 環境における Windows Server の日本語環境化について | Microsoft Docs
上記の手順に従って完全な日本語環境化を行ったWindowsに限り、Forguncyの動作保証対象となります。
完全な日本語環境化を行った仮想マシンにおいて、日本語版Windowsでは発生しない問題が見つかった場合、Forguncyの制限事項となる可能性があります。なお、現時点でそのような問題は報告されていません。
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