対象製品とバージョン:Forguncy 4
Forguncyのワークフロー機能では、申請承認の履歴や承認時のコメントを「ワークフローバー」の「状態」ボタンより確認できますが、Forguncy 4以降では「ワークフロー履歴ビュー」より申請承認の履歴や承認時のコメントなどのワークフロー処理の更新履歴を参照できます。
本ナレッジでは、「ワークフロー履歴ビュー」を利用して申請者が承認履歴を確認する方法や、処理済みの承認結果を出力する方法についてサンプルを交えて説明します。
添付のサンプルでは、出張精算テンプレートに「ワークフロー履歴ビュー」を利用した以下の2つの機能を追加しています。
1) 申請者、経理部門がワークフローの承認結果を確認
2) 申請内容とワークフローの更新履歴をPDFへ出力
※サンプルは、Forguncy 4.0.105.0以降のバージョンで読み込むことができます。
ワークフロー履歴ビューに関する詳細は、以下のオンラインヘルプを参照してください。
解説
1) 申請者、経理部門がワークフローの承認結果を確認
ワークフローが設定されている「Travel」テーブルの「ワークフロー履歴ビュー」(Travel_ワークフロー履歴ビュー)を作成し、申請者が承認結果を確認できるように申請一覧ページ(Travel_Report_My_List)に表示します。またサンプルでは、承認が完了し経理部門のチェックが完了した申請の一覧を表示するページ(Travel_Report_Processed)も用意しています。
「ワークフロー履歴ビュー」は、ワークフローを設定しているテーブルとマスター詳細関係になっています。「ワークフロー履歴ビュー」の「レコードID」フィールドには、ワークフローを設定しているテーブルの主キーとなる「ID」フィールドの値が設定されています。「ワークフロー履歴ビュー」を詳細リストビューとして表示することで、申請に紐づいたワークフロー処理のレコードだけを抽出します。
サンプルでは、「Keiko」、「Yasue」、「Kazuaki」、「Noboru」でログインして「申請一覧」メニューより確認できます。
また、「ワークフロー履歴ビュー」の「実行者」フィールドを「ユーザー情報ビュー」と関連付けすることで承認者の氏名を表示できます。
2) 申請内容とワークフローの更新履歴をPDFへ出力
エクスポート専用のページ(Travel_Report_Print)を作成し、申請内容と「ワークフロー履歴ビュー」の情報をPDFファイルへエクスポートすることが可能です。
エクスポート専用のページには、申請情報の後に詳細リストビューで「ワークフロー履歴ビュー」の承認項目のみを抽出して表示します。Forguncyではエクスポート時に改ページする機能を用意していないため、余白を設けて「ワークフロー履歴ビュー」を2ページ目に配置されるように設定することで、レポートのように見せています。
Travel_Report_Processedページでは、選択列をしてようしてエクスポートする申請を指定できます。PDFエクスポートでは、リストビューの選択列で選択したレコードのみを出力することができます。
サンプルでは、「Hanako」でログインして「処理済一覧」メニューより確認できます。
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