通常コマンドの「CSVインポート/エクスポート」にてエクスポートされる CSVファイルの文字コードは「UTF-8」のみとなり、別の文字コードを指定できません。
Forguncyにて作成されるアプリケーションはWebアプリケーションのため、Webアプリケーションにて標準の文字コードである「UTF-8」を既定値としてCSVファイルも出力される動作となっております。
しかしながら、サーバーサイドコマンドを利用することで「SHIFT-JIS」などの文字コードを指定したCSVファイルを出力し、クライアントPCへダウンロードすることが可能です。
設定手順
- サーバーサイドコマンドを作成し、「変数の設定」コマンドを設定します。
「変数の設定」コマンドにて、Forguncyサーバー上で出力するCSVファイルパスを設定します。 後続の「CSVインポート/エクスポート」コマンド、「ファイルダウンロード」コマンド、「ファイルの削除」コマンドにて、対象となるエクスポートファイルをフルパスで設定する必要があるため、あらかじめ「変数の設定」コマンドで変数にフルパスのファイル名を定義しておきます。
- 「CSVインポート/エクスポート」コマンドにて、エクスポート内容を設定します。
[CSVファイルのパス] には 1. で定義した変数を設定します。
「その他の設定...」リンクより「その他の設定」ダイアログを表示し、「文字コード」項目に「Shift-JIS」など出力したい文字コードを指定します。
- 「ファイルダウンロード」コマンドにて、ファイルをクライアント端末へダウンロードできるよう設定します。
- 「ファイルの削除」コマンドにて、エクスポートしたファイルをForguncyサーバー上より削除するよう設定します。
- ページにボタン等を配置し、サーバーサイドコマンドを呼び出します。
サンプルプロジェクトを用意しましたので、上記説明と共に実装方法の一例として活用ください。
添付のサンプルプロジェクトは、v8.0.6.0以降のForguncy Builderで読み込み可能です。
なお、サンプルファイルではページ上で指定された絞り込み条件をサーバーサイドコマンドで受け取り、出力するCSVのデータを絞り込む設定をしております。具体的には、まずページ上から絞り込み条件をパラメーターとしてサーバーサイドコマンドへ渡します。
その後、サーバーサイドコマンド側では受け取ったパラメーターの値を基に、「CSVインポート/エクスポート」コマンド の「クエリー条件」項目にてCSVに出力するデータの絞り込みを行います。
詳細な動作や設定につきましては、サンプルプロジェクトにてご確認ください。