条件分岐コマンドの確認ダイアログで右上×閉じるボタンが押下されたことを検知する方法を説明します。
条件分岐コマンドの確認ダイアログについて
設定例のように条件式に確認ダイアログを設定すると、実行例のように確認ダイアログが出現します。
確認ダイアログで「はい(実行ボタン)」を押下するとTRUE判定に、「いいえ(キャンセルボタン)」を押下するとFALSE判定になり、判定結果に沿った条件分岐内のコマンドが実行されます。
設定例
実行例
確認ダイアログ内の右上×閉じるボタンについて
確認ダイアログ内の右上×閉じるボタン(実行例図の赤枠部)が押下されると、条件分岐内のコマンドは実行されず条件分岐コマンドと同じ階層の次のコマンドが実行されます。
右上×閉じるボタンが押下された時の条件分岐処理内での分岐はなく、また検知もできません。
右上×閉じるボタンが押下されたことを検知する方法
以下実装にて右上×閉じるボタンが押下されたことを検知することができます。
1. 変数の設定コマンドを追加し、確認ダイアログ内でどのボタンが押されたかを判定する変数を定義
2. 条件分岐コマンドを追加し、条件式に確認ダイアログを設定
3. 条件分岐コマンド内の各分岐に変数の設定コマンドを追加し、1.で定義した変数の値を変更(サンプルでは、「閉じるボタン」から「確認ボタン」へ変更)
4. 2.で追加した条件分岐コマンドと同階層に条件分岐コマンドを追加し、条件式に1.で定義した変数を設定
5. 1.で定義した変数が変わっていない場合、右上×閉じるボタンが押下されたので、コマンドの強制終了コマンドを追加し以降のコマンドを実行させないよう設定
6. 3.で設定した条件分岐コマンドと同階層に、後続コマンドを追加
各コマンドの詳細につきましては、以下を参照してください。
添付のプロジェクトファイルは、10.0.10.0以降のForguncy Builderで読み込むことができます。