技術的な観点からは、IIS(Internet Information Services)とForguncy Sererは同一ポートでも共存可能であり、Apache (Apache HTTP Server)とはポート番号が異なれば共存可能です。
ただし、ForguncyではForguncy Server専用にコンピューターを用意することを推奨しています。これは、Forguncy Server以外のWebサーバーやソフトウェアが、Forguncy Serverが正常に動作できないくらいにそのサーバーのコンピューティングリソースを消費する可能性があるためです。
Forguncy Serverで使用しているWebサーバーはWindowsのコアコンポーネントを使用しており、IISとは同じHTTPカーネルドライバーを使用しています。そのため仮想ディレクトリ名が異なる場合にはIISとForguncy Serverで要求の振り分けが可能になり共存できます。
IISと共存の際の注意:
- IISの仮想フォルダと同一名のアプリケーションや、Forguncy Serverの「既定のアプリとして設定」の機能(Forguncy 4以降)は使用できません。
- HTTPSで利用する場合、IISとForguncyで別のドメインを使用して443などの同一のポートを利用する際は証明書を同一のポートに登録することができないため同一ポートでの共存はできません。 異なるポートに証明書を登録するようにしてください。