Forguncyで作成したアプリケーションにてファイルや画像のアップロードを行った場合、これらのファイルは既定ではForguncy Serverをインストールしたコンピューターの次のフォルダに保存されます。
- Windows版Forguncy Server
C:\Users\Public\Documents\ForguncyServer\<アプリケーションパス名>\Upload - Linux版Forguncy Server
/opt/ForguncySites/ForguncyServer/<アプリケーション名>/Upload - アップロードファイルの格納先をクラウドストレージ連携でサーバーローカルストレージ以外に設定していた場合
/<アプリケーション名>
既定の保存先は、以下のいずれかで変更ができます。
特別な理由がない限りは、GUIで設定可能な「Forguncyサーバー管理ポータル上で設定する方法」をお勧めします。変更方法の詳細は、各リンク先を参照してください。
- Forguncyサーバー管理ポータル上で設定する方法
- 設定ファイルで設定する方法:グローバル設定
※プロジェクト内で、[データベースからのファイル取得]コマンドを使用すると、ユーザーがアップロードしたファイルのフルパスを取得することができます。これによって、アップロード後にそのファイルを任意のフォルダにコピーするなどのことも可能になります。
アップロードファイルの総容量が大きくなる場合、Forguncy Serverの「必要システム構成」に記載されているようにドライブの空き容量が不足しないように、アップロードファイルの保存先を変更してください。
必要システム構成は、必要システム構成 を参照してください。
なお、画像アップロード型セルや添付ファイル型セルを使用してデータベースに保存されるデータは、以下のようになります。
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Forguncyの内部データベースに保存する場合
データベースのテーブルには画像ファイルや添付ファイルのファイル名が文字列として保存されます。 この時のファイル名は一意になるようにGUIDが先頭に付与され、次のような文字列で保存されます。
(1)添付ファイルセル型でファイルをアップロードした場合:「GUID+ファイル名+"|"」
文字列の末尾に複数ファイルが指定できるように「|」が付与されます。
(2)画像アップロードセル型で画像ファイルをアップロードした場合:「GUID+ファイル名」
1ファイルのみの保存になるため「|」は付与されません。
実体の保存先は、本ナレッジの前半に記載した場所となります。
内部データベースの場合は、複数のアプリケーションで同一のファイルにアクセスすることはできません。アップロード時にデータベースのテーブルに登録されたGUID付きのファイル名は、そのアプリケーション固有の情報になり、他のアプリケーションと共有させることはできません。複数のアプリケーションで共有してアクセスしたい場合は、外部データベースを利用してください。 -
外部データベースに保存する場合
テーブル側のフィールドの型によって格納されるものは次のように変わります。
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テキストタイプ
テーブル側のフィールドの型が「ntext、nvarchar」などのテキストの場合、Forguncyの内部データベースに保存した時と同じように文字列として保存されます。
実体の保存先は、既定では本ナレッジの前半に記載した場所となり各アプリケーションの配下になります。複数のアプリケーションで同一の画像にアクセスするには、各アプリケーションの高度な設定の保存フォルダーから、同一フォルダに保存するように指定してください。 -
バイナリタイプ(添付ファイル型セルの場合は、サポートしていません。画像アップロード型セルを使用した場合のみサポートしています)
テーブル側のフィールドが「Image」などのバイナリの場合、画像の実態がバイナリでテーブルに格納されます。このため、テーブルを参照するすべてのアプリケーションから同一の画像にアクセスすることができます。実体の保存先は、保存フォルダー内ではなく、データーベースのフィールドにバイナリで保存されます。
※ただし、レコードをコピーするとバイナリのデータが正しく参照できなくなるという制限があります。このためコピーは行わず、必ず画像アップロード型セルを使いアップロードして登録するようにしてください。
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テキストタイプ