テスト環境と本番環境のように複数のForguncy Serverを利用している際、Forguncy Serverで同一のユーザー情報を利用したい場合には以下のような方法が考えられます。
- 「ユーザーアカウント情報データベースの構成」機能を利用する
ユーザーアカウント情報データベースの構成機能では、ユーザー情報の保存先をMySQLやSQLServerのように外部データベースへ設定できます。
複数のForguncy Serverより同一のデータベースのユーザーアカウント情報を参照することでユーザー情報を共用できます。
ユーザーアカウント情報データベースの構成
- 認証プロバイダーの「Windows Active Directory」を使用する
アプリケーションの認証に認証プロバイダーの「Windows Active Directory用認証プロバイダー」を使用することで、ユーザー、拡張属性、ロール、および組織などのユーザー情報はWindows Active Directoryへ登録されている情報を利用します。
複数のForguncy Serverより「Windows Active Directory用認証プロバイダー」を利用することで同一のユーザー情報を利用できます。
認証プロバイダー
Windows Active Directory
- 「ユーザーアカウント情報のバックアップと復元」機能を利用する
ユーザーアカウント情報のバックアップと復元機能では、パスワードや組織レベルなどを含むすべてのユーザーアカウントの情報をバックアップして復元することが可能です。
たとえば、運用環境のForguncy Serverでユーザー情報をバックアップし、テスト環境のForguncy Serverで復元することで2つの環境のユーザー情報を同一に設定できます。
ユーザーアカウント情報のバックアップと復元
- 「Windows認証ユーザーの同期」機能を利用
アプリケーションの認証にWindows認証を利用する場合、サーバー管理ポータルのWindows認証ユーザーの同期機能を使用してActive Directoryのユーザーを自動的に取り込むことが可能です。
この方法では、ユーザーの情報のみがActive Directoryから取り込まれます。ロール組織、拡張属性の情報は別途設定する必要がありますので注意してください。
Windows認証ユーザーの同期