アップグレードとは、アップデートのような小さな機能強化や不具合修正の改良とは異なり、大きな改良が加えられることをいいます。通常アップグレードは新しいバージョンで提供されます。
Forguncyは、保守サービス付きのライセンスを購入すると、その有効期限内にリリースされた新しいバージョンを無料で入手することができます。このサービスを、フリーアップグレード(無償アップグレード)といいます。
フリーアップグレードを行うには、申し込みが必要となります。その手続きが完了してから90日後に古いバージョンの使用権は無くなり新しいバージョンの使用権のみとなります。つまり、90日間は、新しいバージョンと古いバージョンを併用して使用することができますので、この期間に必要に応じて移行作業を行ってください。
フリーアップグレードの申し込みについて
保守サービスの有効期限内に、以下のフォームから申請してください。保守サービスの有効期限を確認したい場合は、こちらからご質問内容を「ユーザー登録情報の照会」を選択してお問い合わせください。
(※Forguncy 3以前のユーザー様の場合、Forguncy 無償アップグレード申請フォーム(Forguncy 3以前から)から申請できます。Forguncy 3の運用ライセンスであるユーザー認証ライセンスは、同時接続ライセンスに変更となります。申請時に必要なライセンス数のカウント方法が変わっていますので、詳しくは、同時接続ライセンスに関するFAQをご確認ください。なお、申請後に同時接続数を増減することもできます。)
インストールについて
フリーアップグレード後、90日間の間、古いバージョンと新しいバージョンを併用して使用する場合、インストールできる環境は以下のようになります。
- Forguncy Builder(開発環境)の場合、古いバージョンと新しいバージョン10は、同一の環境上に併用してインストールできます(上書きされるわけではありません)。つまり、1つの環境上に異なるバージョンをインストールしてそれぞれ使用できます。
- Forguncy Server(運用環境)の場合、古いバージョンと新しいバージョン10は、同一の環境上に併用してインストールできません(上書きされます)。つまり、併用するには別環境をご用意いただく必要があります。
インストール方法は、以下のオンラインヘルプに従ってください。なお、古いバージョンのプラグインや認証プロバイダーをダウンロードして使用していた場合、Forguncy 10用を新たにダウンロードしてインストールする必要があります。詳細はプラグイン、または認証プロバイダーを参照してください。
アップグレード時に問題が発生した場合は、以下をお試しください。
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- Forguncy Serverの場合は、新しいバージョンをインストールすることで自動的に古い版はアンインストールされますが、何らかの問題が発生した場合は、コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」から手動で古い版をアンインストールし、PCを再起動してから新しいバージョンをインストールしてください。
- セキュリティソフトを使用している場合、動作を無効にしてください。
以下のようなセキュリティソフトの影響により、インストール処理が正常に実行されない場合があります。一時的にセキュリティソフトの動作を無効にした状態で、再度インストールをお試しください。
・アンチウィルスソフト
・ログ管理ソフト
・モニタリングソフト - 新しいバージョンのインストーラをローカルフォルダにコピーしてインストールしてください。
ネットワーク上のドライブやUSBメモリなどにインストーラを置いている場合は、起動時や実行時に読み込みや書き込みのエラーが発生し、イ ンストールに失敗する可能性があります。インストーラを、インストールするマシンのローカルフォルダにコピーした上で、再度インストールしてください。 - インストールしようとしているコンピュータに、Administrator権限のユーザーでログインしてください。
ライセンスの移行について
フリーアップグレードの手続き完了後から90日間は、新しいバージョンと古いバージョンを併用して使用できます。必要に応じてこの期間内に移行作業を行って、90日以内に古いバージョンのライセンスを認証解除してください。
新しいバージョンのライセンス認証の手順は、以下を参照してください。
- Forguncy 10:開発ライセンスの認証の手順、運用ライセンス認証の手順
古いバージョンのライセンス認証解除の手順は、以下を参照してください。
- Forguncy 8:開発ライセンス認証解除の手順、運用ライセンスの解除手順と移動の手順
- Forguncy 6:開発ライセンス認証解除の手順、運用ライセンスの解除手順と移動の手順
- Forguncy 4:開発ライセンス認証解除の手順、運用ライセンスの解除手順と移動の手順
- Forguncy 3:開発ライセンス認証解除の手順、運用ライセンスの解除手順と再登録
移行について
プロジェクトの移行について
Forguncy 8や6で作成したプロジェクトは、Forguncy 10にアップグレードした後、そのまま読み込めます。ただし、新しいバージョンで読み込むと古いバージョンで開けなくなりますので、事前にプロジェクトをバックアップしてから読み込むようにしてください。
基本的に、Forguncyは互換性を維持するように作られていますが、技術の変化や機能改良などにより互換性の維持が難しい場合がございます。このような互換性が損なわれる機能に関しては、以下の互換性情報をご確認ください。
(※Forguncy 4の場合、そのプロジェクトはForguncy 10で開くことを保証しておりません。このため、一旦Forguncy 8で動作確認してからForguncy 10へアップグレードするといった段階を踏む必要があります。
※Forguncy 3以前の場合も同じく、そのプロジェクトはForguncy 10で開くことを保証しておりません。このため、一旦Forguncy 6で動作確認してからForguncy 10へアップグレードするといった段階を踏む必要があります。)
アプリケーションやForguncy Serverの移行作業について
Forguncy Serverの移行の場合、新しいバージョンをインストールする前に予めアカウント情報や各種データのバックアップを行っておき、新しいバージョンをインストールした後にそれらのバックアップ情報の再設定を行う必要があります。
どのような情報をバックアップする必要があるか、またそれらの再設定に関する詳細は、次のオンラインヘルプを参照してください。
また、既に稼働中のアプリケーションがある場合、データをどのように移行すると良いかなどの詳細な手順が以下に記載してありますので、こちらを参照して移行を行ってください。
このほか「バージョンをアップグレードする際の注意」についても参照してください。