※この現象は8.0.42.0で修正されました。
対象製品とバージョン
Forguncy 8.x
現象
ページロード時のコマンドから「リストビューの操作」コマンドで「セルの選択」を行うと、リストビューの選択位置が正しく反映されない場合があります。
この現象は、ページロード時のコマンドから「リストビューの操作」コマンドを実行した際に、リストビューの描画が完了する前にコマンドが実行されることが原因で発生します。
例えば、ページが表示された際にリストビューの3行目の4列目のセルを選択する場合には「ページロード時のコマンド」で以下のように指定します。
「リストビューの操作」コマンドでは、先頭行、先頭列は0番として指定します。
3行目をコマンドでは「行番号」に「2」と指定します。
上記の設定例を実行すると、以下のように先頭行の先頭列が選択され正しい結果になりません。
回避方法
以下のいずれかの方法で対応が可能です。
- ページ上の別セルをコマンドで使用する方法
- ページ上のセルにボタン型セルなどを配置して「リストビューの操作」コマンドを設定します。
- ページロード時のコマンドに「セル型の操作」コマンドを設定し、[対象のセル型]に「リストビューの操作」コマンドを設定したセルを、[操作]に「コマンドの実行」を指定します。
- ページ上の別セルを「JavaScriptコードの実行」コマンドで使用する方法
- ページ上のセルに、セル名付けたボタン型セルなどを配置して「リストビューの操作」コマンドを設定します。
- Javascriptでページ上のセルのコマンドを実行する際には、execute
Cell Commandメソッドが利用できます。
ページ読み込み後に、リストビューが描画されてからコマンドが実行されるように、時間差でコマンドを実行する必要があります。 - ページロード時のコマンドから「JavaScriptコードの実行」コマンドを設定します。
以下の設定例では、セル名が「selection」のコマンドを設定しているセルを1秒後に実行します。
※コマンドの実行時間はページの複雑さによって前後する場合があります。setTimeout(()=>{
詳しくは、以下のオンラインヘルプを参照してください。
Forguncy.CommandHelper.executeCellCommand("selection");
},1000);
executeCellCommand
設定方法について、詳しくはサンプルを参照してください。
文書種別
不具合
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