対象製品とバージョン:Forguncy 3
ユーザー認証ライセンスを購入することで、作成したForguncyアプリケーションで利用できるユーザーアカウントを登録することが可能となります。
このユーザーアカウントを使用してアプリケーションの利用者がログインすることにより実現できる機能には、以下のものが存在します。
ユーザーに応じた情報の保護
データベースのテーブルに対して、レコードレベル、フィールドレベルでアクセス権を設定できます。データベースレベルでアクセス権を設定することで、ページでの表示のみならず、Web APIを含むあらゆるデータアクセスからデータを保護することができます。
よりシンプルな情報の保護として、作成したページ単位でアクセス権を設定することができます。アクセスが許可されたグループに属していないユーザーアカウントの場合、そのページを表示することができません。
また、それ以外にも「条件分岐」コマンドを使用することで、ログインしているユーザーやグループに合わせて、処理の場合分けを行うことができます。具体的には、特定のグループに所属しているユーザーだけしかクリックができないボタンを作成するといったことが可能です。
ユーザーアカウント型フィールドの活用
Forguncyの内蔵データベースのテーブルでは、ユーザーアカウント型のフィールドを定義することができ、これはForguncyのユーザーアカウント情報を格納するためのデータ型となっています。たとえば申請者という情報を保存したい場合、通常はログインしてアプリケーションを使用しているユーザーがそのまま申請者となるため、ログインしているユーザーアカウントを自動的に申請者というユーザーアカウント型のフィールドに保存するといった処理を行うことが可能です。
また、Forguncyの内蔵データベースでテーブルを作成した場合、「最終更新者」というフィールドが自動作成されますが、ユーザーアカウントを使ってログインしている場合には、このフィールドに対して常に最終更新者のユーザーアカウントが自動的に保存されるようになります。
監査ログ
必ずログインしてアプリケーションを利用してもらうようにすることで(全ページをログイン必須とすることが可能)、監査ログに誰がその処理や操作を行ったのかという情報が明確に残るようになります。
ワークフロー機能の利用
ワークフロー機能は、データに対して現在の担当者と状態を管理していく機能であるため、ワークフロー機能を利用するためには担当者が誰であるかという情報が必須となります。そのため、この機能を実際に利用するためにはユーザーアカウントの登録が必要です。
更新通知機能の利用
「メール通知の登録」コマンドを利用することでデータが更新された際にメールによる通知を行うことができます。このメールは、登録したユーザーアカウントに設定したメールアドレスに対して送信されるため、ユーザーアカウントの登録が必要です。
「メール送信」コマンド
「メール送信」コマンドによるメールの送信では、送信元アドレスとしてログインしているユーザーのメールアドレスが自動的に使用されます。そのため、「メール送信」コマンドを使用するためにはメールアドレスを持つアカウントが必要です。
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