対象製品とバージョン:Forguncy 1.x
ライセンス認証が正しく完了していても製品版として認識されない場合、以下を確認してください。
複数CPU搭載コンピューターでの対処方法
複数の物理CPUを搭載したコンピューターでは、プロセスが使用するCPUは固定ではなく、実行のたびに切り替わります。
ライセンス認証ではコンピューターを識別する情報としてCPUの情報を取得していますが、製品の使用時に製品のプロセスが使用するCPUが、ライセンス認証時と異なる場合、別コンピューターと認識されてライセンスが不正な状態になることがあります。
※ 本現象はマルチコア(マルチスレッド)CPUを1つ搭載したコンピューターでは発生しません。
※ 本現象は開発環境で発生します。運用環境が複数CPU搭載コンピューターでも、本現象は発生しません。
本現象は、Windowsのタスクマネージャの機能を使用して、ライセンス認証とForguncyのプロセスが使用するCPUを1つに固定することで回避できます。具体的な手順を以下に示します。
なお、Forguncyでライセンス認証に使用するツールとプロセル名は以下の通りです。
ライセンス認証に使用するツール |
プロセス名 |
ライセンス認証マネージャー |
SAManager.exe |
ライセンス認証時
1.「ライセンス認証マネージャー」を起動します。
2.タスクマネージャを起動し、「プロセス」タブをクリックします。
3.「イメージ名」欄から「SAManager.exe」を右クリックし、表示されるメニューから「関係の設定」をクリックします。
4.「プロセッサの関係」ダイアログには、プロセスが使用できるCPUの数だけチェックボックスが表示されます。チェックボックスを1つだけ(例:CPU 0)オンに、それ以外をオフに設定し、「OK」ボタンをクリックします。
※ ここでオンに設定したCPUの情報が、後の手順で必要になります。どのCPUをオンに設定したか、記録することをお勧めします。
5.タスクマネージャを終了します。
6.「ライセンス認証マネージャー」の製品一覧からForguncyの「認証手続き」をクリックしてライセンス認証の手続きを完了します。
Forguncyの設定
※ 本設定は、Forguncyを起動するたびに実施する必要があります。
1.Forguncyを起動します。
2.タスクマネージャを起動し、「プロセス」タブをクリックします。
3.「イメージ名」欄からForguncyのプロセス(Forguncy.exe)を右クリックし、表示されるメニューから「関係の設定」をクリックします。
4.「プロセッサの関係」ダイアログ上で、チェックボックスを「ライセンス認証時」の手順 4. と同じ設定にし、「OK」ボタンをクリックします。
5.タスクマネージャを終了します。
6.Forguncyの[ファイル]-[ヘルプ]をクリックして表示されるBackstageビューで製品版になっている(有効期限が表示されない)ことを確認します。
ライセンス認証解除時
1.「ライセンス認証マネージャー」を起動します。
2.タスクマネージャを起動し、「プロセス」タブをクリックします。
3.「イメージ名」欄から「SAManager.exe」を右クリックし、表示されるメニューから「関係の設定」をクリックします。
4.「プロセッサの関係」ダイアログ上で、チェックボックスを「ライセンス認証時」の手順 4. と同じ設定にし、「OK」ボタンをクリックします。
5.タスクマネージャを終了します。
6.「ライセンス認証マネージャー」の製品一覧からForguncyの「認証解除手続き」をクリックしてライセンス認証解除の手続きを完了します。
上記の方法で解決しない場合は、下記のお問い合わせフォームより、操作手順などの詳細をお知らせください。
検索キーワード: fgcinfo fgclicense